ボルボが日本で32年ぶりに導入するディーゼル搭載車は、V40(クロスカントリー含む)、S60、V60、XC60。
エンジンは「D4」と命名された1968cc(2.0L)で、上記4モデルに搭載されます。
エンジン型式は「D4204T14」、直列4気筒DOHC16バルブディーゼルターボにより、190ps/4250rpm、400Nm/1750-2500rpmを発揮し、ガソリンのT5と同じく、アイシンAWとの共同開発となる8速ATとの組み合わせ。
なお、ディーゼルの「D4」エンジン搭載車は、すべて前輪駆動のみで、技術的な詳細は別記事に譲りますが、アドブルーの補給などのユーザーの手間を必要とせず、日本のクリーンディーゼルをクリアしています。
気になる燃費は、V40クロスカントリーが21.2km/h、S60が20.9km/L、V60が20.2km/L、V40が20.0km/L、V60クロスカントリー(日本未導入)が19.5km/L、XC60が18.6km/L。車種や車両重量によって差はありますが、概ね20km/L前後というところです。
ボルボはフォードの傘下から離れてから、「DRIVE-E」と呼ぶパワートレーン戦略を掲げており、同ディーゼルエンジンはガソリンと同じ生産工程で製造され、共通部品は25%、類似部品は50%、異なる部品が25%となっていて、高効率化が図られています。