WRXの兄弟分!? 燃費で勝負しないインプレッサ・ハイブリッドを公道試乗

スバル初のハイブリッドカーとして2013年6月に「XVハイブリッド」を発売してから早2年。 ボクサーハイブリッドの第二弾となる「インプレッサスポーツハイブリッド」が2015年7月10日より発売開始となっています。

そのインプレッサスポーツハイブリッドに公道で試乗することができました。

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150馬力を発生する2.0リッター水平対向エンジンに、モーターと一体化したリニアトロニック(CVT)を組み合わせ、二次電池にはニッケル水素電池を使うという基本的なメカニズムは「XVハイブリッド」と共通ですが、制御系を進化させたモデルです。 

ハイブリッドカーの進化といえば、燃費向上が最大・最優先のテーマと思いがちですが、インプレッサの場合は異なります。 

なにしろ、インプレッサの開発責任者といえるPGM(プロジェクトゼネラルマネジャー)を務めているのは、高津益夫さん。 スバルの走りのフラッグシップモデルである『WRX』シリーズのPGMである高津さんが、今回のモデル追加からインプレッサも兼任しているのです。

そして開発のキーワードは『乗りやすいインプレッサを作ろう』というものだったといいます。

つまり、燃費重視のハイブリッドではなく、あくまでもスバルらしいパフォーマンスをマストとしながら環境性能も両立するためのデバイスとしてハイブリッドを利用したニューモデルというわけです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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