「第2世代Li-ionバッテリー」でEVの航続距離300kmへ !

米調査会社のIHS Automotiveの予測によると、世界の年間EV生産台数が2017年頃から大きく伸びると言います。

2014年には25万台にも満たなかったものの、2017年に約50万台、2020年に約100万台、2027年には約180万台に達するとみているようです。

NISSAN_Sway(出展 日産自動車「Sway」)

根拠になっているのがリチウムイオンバッテリーの高エネルギー密度化と低コスト化。

第2世代のバッテリーの登場により、これまでEVの最大の課題とされて来た航続距離を延ばしながら、価格を抑えたEVの実現性が高まるという訳です。

現行EVに使用されているリチウムイオンバッテリーの質量エネルギー密度は100-150Wh/kg程度ですが、第2世代のリチウムイオンバッテリーでは1.5~2倍相当の200‐240Wh/kgにまで向上するようです。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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