ドイツ研究機関が無人で駐車&充電するクルマを開発!

駐車場の入り口にクルマを停めて降りると、車両管制室から最も近い空きスペースの情報が送信され、クルマが自動で無人駐車場内の充電ステーションに向かい駐車。

用事を済ませたドライバーが駐車場入り口に戻って来ると、車両管制室が駐車中のクルマを呼び出し、自律走行してクルマがドライバーの元へ戻る仕組み。

FZI(出展 FZI)

駐車場内は人が立ち入れず、ドライバーも乗車していないので、自動走行中に危険が伴わないというのがFZIの考えのようです。

FZI

またFZIは地元のシュツットガルトから公道を150km/hで走行できるライセンスを取得しているそうで、自律走行中に遅い前走車を自動で追い抜く機能も開発、いざという時のためのドライバー介入モードも用意している模様。 

この分野で先行する米国のGoogleのみならず、欧州でもこうした自動走行機能の開発が着々と進んでいるようで、今回の事例に限らず、宅配の荷物輸送なども含めて将来的に自動化されていくことになるかもしれません。

■FZI Webサイト
http://www.fzi.de/de/forschung/projekt-details/cocar/

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Avanti Yasunori) 

【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2015/06/01/310170/

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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