日立オートモティブが自動運転・電動化・環境関連に注力、フォード向け拡販を目指す

自動車部品大手の日立オートモティブシステムズ(以下、日立オートモティブ)が、6月1日に2018年へ向かっての中期経営目標を発表しました。

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発表によると、技術分野では自動運転関連・電動化関連・環境規制関連の製品に注力し、従来からメインの日産との取引に加えて、グローバルトップ10と呼ばれる大手自動車メーカーへの拡販を目指し、特にフォード向けへの販売増加を目論んでいます。

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地域戦略については、米州と中国を成長センターとして捉えていて、メキシコと重慶に現地法人を設立しています。米州では現地テクニカルセンターを強化して、米州の顧客対応を拡充することを目指しています。

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一方中国では、2018年に向けて中国市場の成長予測を大きく上回る成長を狙っており、内陸地域での生産を拡大しているカーメーカーに対応して、重慶に15番目の製造会社を設立しています。

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自動車部品業界では、従来からの系列を超えた取引が広がっており、日立オートモティブもメインの日産系の取引に加えて、グローバルトップ10と呼ばれる系列外の大手メーカーへの拡販を目指していることが目立ちます。

(山内 博・画像:日立オートモティブ)