まずはこの写真を見てください。
この写真でビックリできた人は、かなりのクルマ好きでしょうね。多くの人にはこの凄さが伝わらないと思うので補足すると、撮影された場所はなんと横浜にある日産自動車グローバル本社のクルマ寄せ。つまり、トヨタを代表するスポーツカーである「86」が日産の本拠地に殴り込みをかけている様子を撮影した貴重なスクープ写真(!?)なんです。
これって歴史的大事件じゃないですか?
しかもこの様子、誰かが勝手に86で乗り付けて写真を撮ったわけでもなく、しっかりと日産の許可をもらって行ったもの。もうわけがわからないことになっているんです。何じゃこりゃー。
そもそもこの派手な「86」はいったい何?
実は、首都高速道路のイベント的なパトロールカーで通称「ホメパト」。「東京スマートドライバー」というプロジェクトでおこなっている、怒ったり叱ったりするのではなくジェントルなドライバーを“褒め”ようという企画に基づいたものなのです。だから「褒めるパトロールカー」で「ホメパト」なんですよね。
ゴールデンウィーク中の5月5日、3代目となる褒めパト「86」と「スマート」のお披露目があり、その一環としてこの派手な86が日産自動車へ立ち寄ったというわけ。だから、日産自動車本社でトヨタ86が記念撮影しているのでした。
ちなみに日産自動車への立ち寄りは、同社が進めている交通安全啓蒙活動「おもいやりライト」とのジョイントによるもの。「被視認性を高めて交通事故を減らすために日没の30分前にはヘッドライトを点けよう」という同活動も、しっかりアピールしようというわけです。
えっ、隣の小さいクルマが気になる?それは「チョイモビ」っていうんですよ。小型の電気自動車です。
ちなみに…当日の模様はこちらで紹介されています。
■TOKYO MIRAI JUNCTIONレポート①~社会実験結果ご報告、ラジオ番組編~
http://www.smartdriver.jp/topics/1074
(工藤貴宏)