SUPER GT富士500km直前!開幕戦の岡山をおさらいしてみよう【SUPER GT 2015】

004

予選では7番手と、少し苦しいポジションだった2014ドライバーズチャンピオンチーム #0 グッドスマイル 初音ミク SLSは終盤、気がつけば5位というFR勢の中では最高位。BMW Z4 GT3の頃から「気がつけば初音ミク」と言われていたグッドスマイルレーシングですが、今回も谷口信輝選手のタイヤマネージメントの上手さでFR最上位でフィニッシュをキメています。

008

意外と言っては失礼かもしれませんが、マザーシャーシ採用のTOYOTA86、#25 VivaC 86 MCが6位と健闘。ポールポジションだった#10 GAINER TANAX GT-Rは7位となっています。

011

雨の様子が変化しても規定ピット回数以上のピットインをしないチームが多く、タイヤ選択が大きく勝敗を分けたと言えそうです。特にダンロップ勢はレインタイヤに不安を抱えていたようで、#11 GAINER TANAX SLSや#61 SUBARU BRZ GTなど、小ぶりならスリックタイヤで勝負を仕掛けようとする傾向にあったようです。

010

 ただし、ドライ路面だった予選ではダンロップタイヤはかなり調子がいいようで、今のところ晴れ予想が出ているSUPER GT富士500kmレースでも台風の目となる可能性は高いと思われます。

SUPER GT富士500kmレースではエンジンの配置やタイヤメーカーなどに加えて、あの長い直線に合わせた空力対策なども気にかけていると、より一層観戦が面白くなるでしょう。

(写真:吉見幸夫 文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる