ミライを走らせて感じたトヨタの水素へのホンキ度【TOYOTA MIRAI試乗】

先日、東京芝公園にあるイワタニ水素ステーション開所式には安倍首相も訪れ、日本にとって国を挙げてのエネルギーの方向性が水素であるという印象を強めている印象です。

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といっても、まだまだ稼働中の水素ステーションは全国19カ所。トヨタ・ミライの生産は年間700台から2000台、3000台に増やされるとアナウンスされていますが、いま注文しても手元に届くのは3年後とも予想されています。いわゆる普通の人が水素をエネルギー源とする燃料電池自動車に乗るのはまだまださきのこと、ミライもとりあえず出してみて世の中にアピールするためのクルマであるんじゃない?と思っているかたも多いことでしょう。

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ところが、今回実際に試乗してみて、このクルマは本気なんだ、ということが伝わってきました。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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