デザートカーキやタンジェリンオレンジ・パールをはじめ10色のボディカラーを設定するX-BREAKは、撥水ファブリックと合成皮革のシート、カーボン調パネルを配したインパネなど、スポーティでアクティブな雰囲気のキャビンとなっています。
そしてドライビングしていると、視界のよさで車高を感じるものの、車高からくる不安定さというのは不思議になるほど感じさせません。試しに、クローズコースにおいてステアリングを左右に大きく切るようなスラローム走行をしてみても、微塵も不安にならないのです。
こうした安心感は、基本となるシャシーを鍛え上げただけでなく「タックイン抑制制御」といった電子制御も効いているのでしょうが、なにより素性としての低重心感は、スバル独自の水平対向エンジンを軸としたシンメトリカルAWDパワートレインによるところでしょう。
もともとフォレスターは、ラフロード、ワインディング、ハイウェイとオールラウンダーとしてのバランスも評価されていますが、そうした美点は年次改良によっても磨き上げられているようです。