2015年4月以降の購入は軽自動車税増だから商用車が賢い選択

すでに3月中旬を過ぎ、いまからオーダーしても年度内の納車は難しいといえる状況。ならば税額の低い、軽商用車です。

軽自動車税以外の保険や車検といった要素もあるので単純にいえない部分もありますが、 少なくとも軽自動車税に限っていえば、初代アルトのような乗用ユースに対応した軽商用車のお得度が増しているといえそうです。

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とくに使い勝手の面でも商用車としてのネガ(法規の関係で後席が狭いなど)を感じずに済むのは1BOXです。2015年2月にモデルチェンジしたスズキ・エブリイは、そうした時代背景を鑑みてか、乗用仕立ての「ジョイン」グレードにヘッドレスト付きリヤシートを与えるなど、ユーザー意識の変化を先取りした仕様となっています。

また、スズキでいえば、1BOXバンのエブリイ、ボンバンのアルトともに衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」を装着できるようになっているのも軽商用ユーザーの増加とニーズを意識しているといえそう。

こうしたスズキの提案にユーザーが反応するようであれば、ライバル各社からも軽商用でありながら乗用ユースに対応したモデルやグレードが増えていくかもしれません。

あらためて、2015年は軽商用車に注目です。

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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