すでに3月中旬を過ぎ、いまからオーダーしても年度内の納車は難しいといえる状況。ならば税額の低い、軽商用車です。
軽自動車税以外の保険や車検といった要素もあるので単純にいえない部分もありますが、 少なくとも軽自動車税に限っていえば、初代アルトのような乗用ユースに対応した軽商用車のお得度が増しているといえそうです。
とくに使い勝手の面でも商用車としてのネガ(法規の関係で後席が狭いなど)を感じずに済むのは1BOXです。2015年2月にモデルチェンジしたスズキ・エブリイは、そうした時代背景を鑑みてか、乗用仕立ての「ジョイン」グレードにヘッドレスト付きリヤシートを与えるなど、ユーザー意識の変化を先取りした仕様となっています。
また、スズキでいえば、1BOXバンのエブリイ、ボンバンのアルトともに衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」を装着できるようになっているのも軽商用ユーザーの増加とニーズを意識しているといえそう。
こうしたスズキの提案にユーザーが反応するようであれば、ライバル各社からも軽商用でありながら乗用ユースに対応したモデルやグレードが増えていくかもしれません。
あらためて、2015年は軽商用車に注目です。
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(山本晋也)