ジムニーとベンツ・Gクラス。偶然にも同じ年にフルモデルチェンジする両雄

2018年、世界が注目する2台のクロスカントリーモデルがフルモデルチェンジします。

1台はスズキのジムニーです。事前情報が外に漏れることを極端に嫌うスズキが、なんとティザー広告を行うという珍しい形で4代目となる新型ジムニーのスタイリングを公開しています。

もう1台はメルセデスベンツGクラス、クロスカントリーモデルの最高峰とも言うべきGクラスはすでに発表され、ちまたには多くの情報があふれています。

価格的、ヒエラルキー的にはまったくもって両極端に位置するこの2車種。たとえば価格を見てみると、メルセデスベンツGクラスはG550が1562万円、上級のG63AMGだと2035万円。一方のジムニー、新型の価格はまだ発表されていませんが、3代目の価格で見るとXG・5MTが129.6万、もっとも高価なXC・4ATでも162.54万円。

単純計算するとG63AMGなら1台でジムニーXG・5MTが15台は買えるということになります。

こんなに価格が異なる2台ですが、そのフォルムは思いがけずによく似ています。現代でここまで思い切ったスクエアなスタイリングを採用するモデルは世界中を見てもこの2台とジープくらいのものです。

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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