ルートとしては現在整備中の環状2号線を軸に虎ノ門‐新橋‐勝どき‐晴海‐市場前‐有明テニスの森‐国際展示場を結ぶ予定で、東京駅や東京テレポート駅を結ぶルートについても検討されている模様。
また選手村再開発後のルート、輸送力の案についても併せて提示されており、五輪後は選手村跡地に開発される民間マンションに乗り入れることになるそう。
2019年度の運行開始から再開発までは1時間に最大で2,600人程度の輸送を見込んでおり、再開発後は1時間当たり4,400人程度を運べるようにする計画。
BRTでは衝突防止やスムーズな加減速を実現すべく自動走行技術導入を目指す模様。
必要となる水素ステーションについては都が昨年末にまとめた「東京都長期ビジョン」の中で東京五輪までに移動式を含めて35カ所整備する計画を掲げており、これにより水素ステーションまで約15分程度で到達可能となります。
都では2020年代後半までにFCバスを50台以上、FCV6,000台を普及させる予定で、2025年までには水素ステーション80カ所、FCV10万台を普及させる計画。
東京五輪を日本が水素社会へ転換を図りつつあることを世界に示す絶好の機会と捉えており、海外から羽田に到着した来場客をFCバスで出迎え、オリンピック選手村内の移動もFCバスを活用する予定と言います。
これらの施策実現に向け、450億円を超える予算を投入する計画で、来年中にFCバスの実用化を図る予定。
都ではこの施策が新たな投資を呼び込み、再開発や新システムの構築を推し進める原動力になるとみているようです。
■東京都長期ビジョン
http://www.seisakukikaku.metro.tokyo.jp/tokyo_vision/vision_index/index.html
■東京都都市整備局(BRT計画)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2015/03/DATA/70p33100.pdf
【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2015/03/10/297974/