いまやCクラスでもAMGともなれば500馬力を超える現代から見ると、235馬力(173kW)という最高出力は控えめに感じてしまうかもしれませんが、 25年前のメルセデスとしては驚きの高出力でした。
なにしろ、ベースとなった190Eの標準的なグレードは66~90kW程度でしたし、高出力バージョンの190E 2.3-16でも136kWだったのです。
ちなみに、レーシング仕様では373馬力(274kW)に達したといいます。
なによりもグループAという改造範囲の狭いレギュレーションに対応して、エアロパーツを全身にまとった姿はインパクト大でした。ボディ下部を覆うスカート類、トランクリッドに高々とそびえ立つリヤウイングは、まさにメルセデスの歴史に燦然と輝くアイコンとなっているといえそうです。
■関連記事
「ベイビー・ベンツ」が世界販売1000万台を突破!
https://clicccar.com/2013/08/28/228954/
メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」はコンセプトセダンのベンチマークを宣言【動画】
https://clicccar.com/2013/12/19/240400/
ベンツがCクラスAMGにお買い得モデル投入へ!
https://clicccar.com/2014/06/28/259913/
メルセデス・ベンツCクラスの走りの良さは、自然なダイレクト感にあり
https://clicccar.com/2014/12/21/282833/
実は理由があった。どうしてベンツはライトを点けるのが早いのか?
https://clicccar.com/2014/11/02/276027/
(山本晋也)