「ベイビー・ベンツ」が世界販売1000万台を突破!

メルセデス・ベンツの小型サルーン「190E」として始まった、Cクラス・ファミリーの累計販売台数が1000万台を突破したことが発表されました。

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もともと1982年に市場投入された190E(W201)がCクラスファミリーの始祖ということですが、そこから数えて4世代・40余年によって世界販売が1000万台に達したということです。

190E誕生時には、まだAクラスなどは存在せず、そのコンパクトなサイズから『ベイビーベンツ』という愛称で呼ばれたものですが、以来メルセデス・ベンツのコンパクトサルーンとして安定した人気となり、現行モデル(W204系)は2007年の発売以来、230万台を超えるヒット作になっているといいます。

ちなみに、最初に「Cクラス」と名付けられたモデル(W202系)の誕生は1993年のことでした。ひょうたんのようなカタチをしたヘッドライトが印象的な2代目Cクラス(W203系)のデビューは2000年。このモデルには3ドアのスポーツクーペという新スタイルも用意されていました。

そのCクラス、2014年からは、ドイツのほか北米、中国、南アメリカと4つの大陸で生産されている唯一のメルセデス・ベンツとなるそうです。世界中の市場で支持されているというCクラスだけに、まだまだセールスの勢いを増していくことでしょう。

MB_W203

MB_W202

MB_W201

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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