インテリアは、コンパクトな外観でありながら、大きく弧を描いたダッシュボードが広い室内を演出。
ユニークなのは固定式の運転席で、位置調整ができるステアリングとペダルにすることにより、小さなボディでも快適で広々とした運転空間を実現しているそうです。なお、助手席は固定式ではなくスライド可動式で、後席の乗降性にも配慮されています。
インパネはコンセプトカーらしく未来的で、将来のインフォテイメントを視野に入れたという、ホログラムタイプのデジタル表示とワイドヘッドアップディスプレイを配置。
ウルトラコンパクトクラスで成功を収めるのは容易ではなく、今後はEVなどを主体としたエコなシティコミューターが主役になると思われますが、最近のトヨタやレクサスでは豊田社長の元、「G’s」シリーズはもちろん、FCVのMIRAIでも「運転する歓びや楽しさに立ち返る」という姿勢が貫かれており、レクサス「LF-SA」でもそうしたメッセージが込められているようです。
(塚田勝弘)