さらに今年2月には関西国際空港内に水素ステーション建設を決定。
このステーションでは同社の液体水素製造拠点である堺市からローリーで輸送した「液化水素」をFCVに供給するオフサイト方式を採用しているそうです。
岩谷産業による「液化水素」の国内シェアはその輸送効率の良さから6割を超えているそうで、ほぼ独占状態とか。
お馴染みの国産「H-IIAロケット」に液化水素を供給しているのも同社で、気体水素に比べて約10倍以上、輸送効率が高いと言います。
同社はこの「液化水素」を軸にインフラ整備を加速させる計画で、これにより高圧水素ガスを貯蔵するステーションに比べて建設費を半減させる考え。
日経新聞によると、FCVに供給する際に必要となる液化水素圧縮機をドイツのリンデ社と共同開発しているそうで、それに伴う車両側の水素貯蔵タンク変更についても既に自動車メーカーとの間で開発を進めている模様。
実現すれば現在FCVに搭載している高圧タンクの容積低減が可能になると予想され、車室スペース拡大に大きく寄与しそうです。
■岩谷産業Webサイト
http://www.iwatani.co.jp/jpn/
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