岩谷産業が「水素液化技術」でインフラ整備を加速させる?

さらに今年2月には関西国際空港内に水素ステーション建設を決定。

このステーションでは同社の液体水素製造拠点である堺市からローリーで輸送した「液化水素」をFCVに供給するオフサイト方式を採用しているそうです。

IWATANI
(出展 岩谷産業)

岩谷産業による「液化水素」の国内シェアはその輸送効率の良さから6割を超えているそうで、ほぼ独占状態とか。

お馴染みの国産「H-IIAロケット」に液化水素を供給しているのも同社で、気体水素に比べて約10倍以上、輸送効率が高いと言います。

同社はこの「液化水素」を軸にインフラ整備を加速させる計画で、これにより高圧水素ガスを貯蔵するステーションに比べて建設費を半減させる考え。

日経新聞によると、FCVに供給する際に必要となる液化水素圧縮機をドイツのリンデ社と共同開発しているそうで、それに伴う車両側の水素貯蔵タンク変更についても既に自動車メーカーとの間で開発を進めている模様。

実現すれば現在FCVに搭載している高圧タンクの容積低減が可能になると予想され、車室スペース拡大に大きく寄与しそうです。

■岩谷産業Webサイト
http://www.iwatani.co.jp/jpn/

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Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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