新しさに満ちたマツダCX-3のデザインとは?

「ミニバン=ファミリーカー」、「4WD/SUV=アウトドア」など、クルマのカタチでライフスタイル(カーライフ)が決まるのは固定概念ではないか? と考え、そうしたステレオタイプにとらわれないクルマ作りがされているのがCX-3というわけです。

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1550mm制限のある機械式立体駐車場に収まる全高は、駐車場を選ばないという意味で取り回しに優れる反面、デザインやパッケージングの面では制約にもなりそうですが、天地に低いキャビンはクーペのように見えますし、コンセプトカーをそのまま具現化したようなショートオーバーハングも確かに印象的です。

外観デザインの基本テーマは、「ボディ前半部の伸びやかな塊」、「力を内包したような力強さを感じさせるリヤの塊」、「Aピラーをより後方に配置し、Dピラーをブラックアウトしたスリークなキャビン」の3つ。

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最新のマツダ・フェイスといえるフロントビューは、シグネチャーウイングがグリルを囲むように配置され、ヘッドランプとの連続性を感じさせます。

上級グレードは、7本が連なるグリルの先端部をシルバーで塗装し、上質感をさらに演出。

ランプのユニットから切り離されたターンランプは、バンパー下側にフォグランプとともに配置され、正面から見ると「ハの字」、サイドから見ると前傾によるスピード感がデザインされているそうです。

サイドビューで印象的なのは、フロントフェンダーの峰をAピラーの付け根まで後退させることで、力強さとともに、前傾姿勢を感じさせるスピード感でしょう。

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さらに、フロントフェンダーの頂点から一端下降し、さらに少しずつ上昇するうねった複雑なラインを描くウエストラインも目を引きます。

最上級グレードは、ドア下側のガーニッシュにシルバーのモールディングが追加され、スピード感と質感をさらに強調。

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リヤビュー最大の特徴は、ナンバープレートをバンパーの真上に配置している点で、カメラやスイッチ類をリフトゲート内に収めることでスッキリとした印象をもたらしています。

リヤコンビランプは、ヘッドランプと同じようにシャープさを感じさせる造形で、上部の光るラインは導光技術によるもので、テール/ストップランプは立体感のある作りになっています。

アルミホイールは、16インチ、18インチを設定し、18インチは太いスポークによる立体的な造形で、断面の先端部は切削加工が施されています。

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16インチは実サイズよりも大きく見えるようにデザインされ、リム断面の印象もミリ単位で詰められており、質感の高さを感じさせる仕上がり。

ひと目でマツダとわかるデザインでありながら、存分に新しさを感じさせるCX-3の外観からは確かにマツダの「鼓動」が聞こえてきそうです。

■マツダCX-3のすべてはワイパーを見るとわかる
https://clicccar.com/2015/01/19/289234/

■マツダCX-3、価格230万円台からディーゼルのみで2月下旬に発売
https://clicccar.com/2015/01/17/289274/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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