Avanti Yasunori 
トヨタ自動車が21日、2015年暦年の世界生産・販売計画を発表しました。
それによると、同社はダイハツ、日野を含む2014年暦年の世界販売で初となる1,000万台超えを達成、計画の1,022万台を上回る1,023万台（前年比＋3%）を記録。
海外販売が791万台（＋3.0%）、国内販売が232万台（＋1.0%）となっています。
これにより、VWの1,014万台（前年比＋4.2%）、GMの992.5万台（同＋2.0%）を抑えてトヨタの3年連続世界販売首位が確定しました。
一方、2015年暦年の世界販売については1,015万台（-1.0%）と2014年を8万台下回る計画。
新興国の不振に加えて国内で4月に予定されている軽自動車税増税で軽主体のダイハツ工業の販売台数減（前年比-13%）を考慮したものとなっています。
また世界生産は1,021万台（‐1.0%）で、海外生産が624万台（＋3%）、国内生産が397万台（‐6%）の計画。
以上のように2014年も世界販売で首位を維持したトヨタ自動車ですが、同社を追い上げるVWの勢いは依然強く、トヨタは工場の新設を2016年まで凍結するなど企業基盤強化を重視、販売台数に関しては静観する姿勢を維持しているだけに、2015年はVWが世界販売で首位に立つ可能性も有りそうです。
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