初のFFモデル「2シリーズ アクティブ ツアラー」にBMWらしさはあるか?

FFはある程度速度が乗ってくると駆動も操向の両方を担当しているだけに、ステアリングを通していろいろな情報が伝わってきて、無意識に修正舵を当てているか、最初の舵角のまま曲がってくれない感覚を覚えることがあります。

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BMWといえどもその宿命から完全に逃れることは出来ず、ずっとBMWのFRに乗っていた手練れなら、旋回性やフロントノーズの重さなどを感じるかもしれません。

バッテリーを荷室など後方に配置するなどしてまで「50:50」の前後重量配分にこだわってきたFRのBMWですから、速度域やコーナーなどによっては「前57:後43」の差も感じるでしょう。

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しかし、私は毎日BMWのFR車に乗っているわけではないので、街中や法定速度内の高速道路であればBMWらしい切れ味は感じました(MINIのようにキビキビとしたフィーリングとは違いますが)。

このモデルは、まず居住性や積載性に惹かれ、そして従来からのステレオタイプなBMWの特徴を抱いていない人ならすんなり購入できるはずで、逆にここまでの広さが必要ないのであれば、BMWが長年磨き上げてきた「らしい」走りを堪能できる1シリーズあたりがオススメともいえます。

■BMW初のFFモデル、2シリーズ「アクティブ ツアラー」ってどんなクルマ?
https://clicccar.com/2014/12/01/280383/

■BMWなのに広さが自慢の「2シリーズアクティブツアラー」居住性、積載性は?
https://clicccar.com/2014/12/02/280393/

■BMW「2シリーズアクティブツアラー」の走りはどうか?
https://clicccar.com/2014/12/03/280872/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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