教習所で教わったように、運転席に乗り込む前に車両の周囲を1周回っていれば、こうした悲惨なかなり防げるはずですが、それでも急に子どもがクルマの死角に入るなどして突発的な事故も起こりえる可能性があります。
日産が07年登場のエルグランドで初めて採用した「アラウンドビューモニター」以降、各メーカーが俯瞰などを含む合成画像モニターを搭載し、さらには移動検知機能もクラリオンと共同開発するなど、こうした俯瞰図やリヤビューモニターは着実に進化。
たとえば、トヨタのリヤビューモニター(上の写真はエスクァイア)は、通常の後方画像に加えて、車両後方真下の画像も2分割画面で表示することが可能です。
さらに、トヨタが来年発売の新車への採用を予定しているのが、車体周囲の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」に、障害物の確認をより容易にした新たな画面モード「シースルービュー」機能の追加。
上の写真では、助手席側の死角に三輪車に乗った子どもの頭がほんの少しだけ見えています。これを「シースルービュー」にすると下の写真のように見えます。さらに、車両後方にある子ども用の自転車もモニターで確認出来ます。
下の動画見ていただければ分かりますが、スイッチ操作で車両の外側から見下ろしたような映像を表示する従来からある「ムービングビュー」と、ドライバーの視線でまさにクルマを透かしたような映像を表示する「シースルービュー」が選択できるのが新「パノラミックビューモニター」の特徴。
「シースルービュー」では、「ムービングビュー」と比較して、障害物を大きく見やすい映像として表示することで、注意を促します。
■トヨタが来年から採用する自動ブレーキ付き駐車支援技術とは?【動画】
https://clicccar.com/2014/11/24/279153/
(塚田勝弘)