インテークマニホールドは、TGV(タンブルジェンレーションバルブ)を一体化した新設計。吸気の流し方を一新。大径化されたインテークバルブを通った吸気の勢いを保ったまま、ヘッド側の燃焼室に沿って流すことで、シリンダー内での渦を強化しているといいます。
また、これまで左右で異なる設計となっていたピストンは左右共通となり、また動的な重量バランスも改善されています。もちろん大きくなったインテークバルブに合わせてリセスの形状は変更されていますし、圧縮比の上昇(10.0→10.3)にもピストンの変更は貢献しています。
そのほかエキゾーストマニホールドのレイアウト変更、クールドEGRの性能向上など、細部まで進化したエンジンで、「フェイズII」と呼びたくなるほどの内容となっています。