新型レガシィがエンジンの80%を新造した3つの理由

新型レガシィB4、アウトバックともに日本国内仕様のパワートレインは一種類。

2.5リッターの自然吸気エンジンに、リニアトロニックと名付けられたCVTを組み合わせ、トランスファーにより駆動をコントロールするAWDシステムが採用されています。

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●新型レガシィ エンジン諸元
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC ポート噴射
エンジン型式:FB25
総排気量:2498cc
圧縮比:10.3
最高出力:129kW(175PS)/5800rpm
最大トルク:235Nm(24.0kg-m)/4000rpm
使用燃料:レギュラーガソリン

このエンジン、スペックや型式だけ見ると、旧型からキャリーオーバーに思えますが、じつは8割のパーツを新造しているといいます。ピストン、吸気バルブ、ヘッドは完全新設計。大物パーツで変わっていないのはクランクシャフトとオイルパン、カムカバーくらいなのです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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