搭載されるV8エンジンは、レクサスIS Fに搭載されていた直噴・ポート噴射のD4-S機構を備えた2UR系ですが、シリンダーヘッドやコネクティングロッドを刷新。吸気側のバルブタイミング調整機構に電動式VVT-iEとするなど進化させています。
それにより、最高出力は351kW(477PS)/7100rpm。これは、IS Fの最終進化形としてファインチューンを受けた特別仕様車「ダイナミックスポーツチューニング」の316kW(430PS)/6600rpmの馬力を大きく上回っています。また、最高出力の発生回転がより高回転になっている点も見逃せません。
それでいて、巡航時などにはアトキンソン(高膨張比)サイクルとすることで、省燃費性にも配慮しているという、時代にあった大排気量・ハイパワーユニットとなっています。