頭文字Dに登場したスポーツカー開発者のトークバトルが凄すぎる!

■ハイパワー4WDはスポーツカーか否か!?

パネリスト5人のうち3人がアンチ4WD派の中、GT-Rの渡邉さんとインプの森さんが、「ハイパワー4WDは、スポーツカーか否か!?」という命題に、ズバリ答えてくれました。

日産の渡邉さんは「スカイラインR32GT-Rは、マークⅡにやられて低迷していたスカGの復活をかけて開発。目指した目標は ”究極のロードゴーイングカー” でした」とコメント。

更に「GT-Rには世界選手権レースで優勝する宿命があり、600psとそれを支える4WDが不可欠でした。ただ常時4WDは曲がらないから、長年研究してきたアテーサE-TSを採用したのです」という開発経緯と「エンジンは1000馬力絞り出しても壊れませんネ」という絶対的な自信を語ってくれました。

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スバルの森さんは「多田さんが持ってきてくれたBRZが、スポーツカーです」と断った上で、「スバルは4WDでトラクションを稼ぎ、電子制御で操縦性能を高めています。インプレッサ4WDは、スポーツカーというよりも “ハイパフォーマンスカー”。スバルもインプでWRCに勝つために、我が道を極めるべく取り組んできました」とコメント。

また多田さんのFR至上主義にも「2足歩行の人間よりも4足のチーターの方が速いですヨ!」と切り返して、4WDの優位性をしっかり訴求していました。

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壇上で繰り広げられるトークバトルは激辛コメントの応酬でした。それでも険悪な様子は微塵もなく、むしろ痛快であり爽快でした。それは、皆さんがお互いにリスペクトし合いながら、信念を語っていることが客席に伝わてくるからなのですネ。あらためて「クルマとは、開発責任者の分身である」と実感した次第です。

■8/23公開『新劇場版「頭文字 D」 Legend1 -覚醒-』
http://initiald-movie.com/

■頭文字D原画展は、メガウェブのヒストリーガレージで8/31まで。

c6(拓波幸としひろ)