百花繚乱!! 2015年に乗りたい!注目の新型車【国産車編】

2014年を振り返ってみると、良いクルマに恵まれた1年でした。とりわけ、国産車では「スズキ・ハスラー」や「マツダ・デミオ」といった、クラスの常識を塗り替えるモデルが目を引きました。

そうなると、2015年への期待はさらに高まってきますよね。そんな2015年に登場する新車たちを表すならば“刺激的”のひと言。

そう、2015年は国産スポーツカーが目白押しなのです!!

■スズキ・アルトターボRS

スズキ・アルトターボRS
スズキ・アルトターボRS

「新しいスポーツカーが出る」と聞いて心躍らせることはありますが、蓋を開けてみると価格が高くてガッカリなんてことありませんか?しかし、この「アルトターボRS」は違うかもしれません。

ベース車は2014年末に登場した新型「アルト」。素材と形状を見直した新型シャシーを採用して、従来モデルから約60kgの軽量化と高剛性化に成功し、軽快な走りを実現した一台。

「アルトターボRS」は、その名のとおりターボエンジンを搭載、専用パーツで武装し、より軽快でスポーティな走りに特化したモデル。ベースの「アルト」が84万7800円~という低価格なだけに、期待が高まるばかりであります!!

■ホンダ・S660

ホンダ・S660
ホンダ・S660

専用設計のボディと、8700rpmまで回る高回転型エンジンを運転席の後ろに搭載するミッドシップレイアウトなど、独特なキャラクターで人気を博した「ホンダ・ビート」の後継モデルである「S660」。2013年に開催された東京モーターショーにて、その姿を見るのも苦労したあのモデルがついに発売を迎えます。

詳細はいまだベールに包まれていますが、スーパーカーと並んでも引けをとらないクールなスタイリングには、ターボエンジンが搭載されるほか、マニュアルトランスミッションの設定もあるとか。

ちなみに、「S660」の開発を率いた方はワタクシより2つ上の27歳!!  開発コンセプトに掲げる「スポーツカーで走りを楽しむドライバーのための車」を同世代のクルマ好きがどのようなカタチにしたのか……見逃せません。

 

■ホンダ・NSX

ホンダ・NSX
ホンダ・NSX

1990年に初代がデビューした「NSX」が、2015年に新型となって復活します。

新型のトピックのひとつがパワートレーン。詳細なスペックは公表されていませんが、次世代の直噴 VTEC エンジンに新型「レジェンド」に採用される「SH-AWD」を組み合わせたハイブリッドであるとのこと。

多くのクルマ好きがその発売を待ち望んでいた新型「NSX」ですが、2015年1月12日から開催される北米国際自動車ショーにていよいよその市販車が公開されます。おそらく買えませんが、チャンスがあればぜひ乗ってみたい一台です。

■マツダ・ロードスター

マツダ・ロードスター
マツダ・ロードスター

登場以来、ライトウェイトスポーツカーとして、世代を問わず多くの人をその軽快な走りで唸らせてきた「ロードスター」。

2014年9月に発表された新型は、好評の“魂動デザイン”と「ロードスター」らしさを見事に融合させ、もはや「カッコいい」のひと言で充分。

先代のNC型よりも全長が短くなったほか、車重も軽いとくれば、この新型であるND型も多くの“走り好き”を魅了する乗り味となっていることは容易に想像できます。その実力を確かめる日が待ち遠しいですね。

■ホンダ・シビックタイプR

ホンダ・シビックタイプR
ホンダ・シビックタイプR

現在、日本で販売されているホンダ車には一台も設定されていない特別なバージョン「タイプR」が再び日本を賑わせる日がくるかもしれません。赤いバッヂに憧れた方もいるのではないでしょうか?

昨年のジュネーブショーで展示された「シビック・タイプRコンセプト」は、欧州用のシビックをベースに大型リヤウィングなどのエアロパーツでドレスアップ。噂によれば、パワートレーンは300psを越える2.0L直噴VTECターボに6速MTを組み合わせ、FF車でニュルブルクリンク最速を目指しているとか。2015年3月のジュネーブショーにて市販版がお披露目され、日本では2015年末の登場が予想されています。

(今 総一郎)