トヨタ業績好調ながら仕入先への伝播はまだ先?

2013年度に増収となった仕入れ先は全体の4割程度に留まっており、多くの関連仕入先で未だ減益状態が続いている事が調査で判明。 

ちなみにダイハツ、日野を含む2013年度の通期売上高は25.7兆円規模。  

TOYOTA

同社が2015年に発売する新型車から順次導入する新設計手法「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」適用により、部品やユニットの共用化がいっそう進むことから、2次以下の仕入先の淘汰が進む可能性も。 

トヨタ自動車の購買政策が膨大な数の裾野企業の今後を左右すると共に、同社の活況がまだ伝播しきっていない現状を考えると、従来よりも更に慎重な舵取りが要求されることになりそうです。 

■帝国データバンク Webサイト
http://www.tdb.co.jp/index.html 

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 (Avanti Yasunori)  

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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