クライスラーがメキシコでこれまで販売していた小型セダンは韓国ヒュンダイからのOEM車「アクセント」だったようですが、ヒュンダイが同地で自前のディーラー網を整備することを決め、クライスラーとの契約を解消。
これに伴い、メキシコで2割のシェアを占めるBセグメント車を持たないクライスラーはヒュンダイに代わる小型車を探していたところ、三菱自の「アトラージュ」に行き着いたという流れ。
三菱自動車側もタイの政情不安で販売計画台数を下回っている事や、メキシコでのセダン販売は同社3倍の販売網を持つクライスラーに任せた方が販売台数が見込めるとの判断からOEMに踏み切った模様。
クライスラーはメキシコの中間層の取り込みを狙い、低燃費で安価な同車を現地で販売する予定。
通常タイからメキシコへの輸出には20%の関税がかかるものの、クライスラー現地法人が調達するため非関税になると言います。
三菱自の益子会長は今回の契約で「アトラージュ」がメキシコ市場でもアジアやASEAN市場と同様に受入れられることを期待している模様。
6月25日には益子会長、相川社長の新体制となり、こうした地道なビジネスチャンスを経営拡大に繋げて行く構えのようです。
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