三菱自動車、アウトランダーPHEV好調で業績に復調の兆し!

個人的な話で恐縮ですが、今年乗ったクルマの中で技術的に最も驚かされたのは、三菱のアウトランダーPHEVでした。雪が残る三浦半島での体験は強烈な印象を受けました。

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街中で普通に走る分にはほぼEV走行が可能なうえ、6段階もの回生レベルの選択ができて強烈な減速感も手に入る。さらに、PHEV化により重心が下がり走りが安定、高級車のような乗り心地と静粛性の高さには心底驚かされました。

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しかもご存じのとおり、生産中止、そして再開と同車にかける意気込みも感じられましたし、複数のカーオブザイヤーで技術系の賞を獲得したのも当然といえます。

さて、そんな三菱自動車ですが、その業績に復調の兆しが見えてきました。12月20日に2014年3月期の連結経常利益を従来予想の1000億円から1200億円に20%上方修正し、従来予想の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしています。

アウトランダーPHEVの出荷が順調に進んでいることに加えて、コスト低減などが実りつつあり、円安効果という追い風も上方修正に貢献。

また、経常利益の好転に加えて、特別損益、法人税などを見直した結果、当期利益は前回予想に比べ+300 億円増益となる見込みとのことです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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