数多いCセグメントの中でもセクシーなスタイル、洗練された走りが身上のアルファ ロメオ・ジュリエッタ。日本には2012年2月に上陸しましたが、アルファ4Cのデビューと時を同じくしてラインナップを2グレードに絞るとともに、一部改良を受けています。
エクステリアは、フロントグリルのデザインが丸みを帯びたフォルムになり、フロントフォグランプベゼルをクロームに変更。さらに、ボディカラーにムーンホワイト(メタリック)を追加しています。
インテリアでは、インパネのデザインや各種スイッチなどをスタイリッシュにリファンし、ステアリングをアルファ ロメオの盾型グリルを模した意匠に変更。
また、TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)とローンチコントロール機能を新たに標準化しています。
ボトムグレードの「Giulietta Sprint(ジュリエッタ・スプリント)」には、バイキセノンヘッドライト、パドルシフト、17インチアルミホイールをすべて標準装備しながら、旧スプリントの327万857円から311万400円と約15万円の値下げを断行。
上位グレードの「Giulietta Sportiva(ジュリエッタ・スポルティーバ)」は、新デザインのレザー/アルカンターラシートを標準装備し、人気のナチュラル色を追加しながらフルレザーシートをオプション設定。
価格は352万800円で、旧スポルティーバの378万5143円、旧コンペティツィオーネの368万2286円よりも価格を下げています。
装備を充実しながら価格を下げたのは、ジュリエッタよりも後発のVWゴルフやメルセデスのAクラス、ボルボV40などが思い切った価格戦略で上陸している対抗策であるのはもちろん、増税後の需要減に対応するためでしょう。
(塚田勝弘)