BMWがプラグインハイブリッドX5コンセプトをNYで発表

2014年4月18日〜27日(現地時間)に開催されるニューヨークオートショーにBMWが「Concept X5 eDrive」を出展することが発表され、フォトデビューを果たしています。

すでにプロトタイプが発表されている外部充電に対応したプラグインハイブリッドカーが「コンセプト」として、より市販に近づいた姿を披露するというわけです。

BMW Concept X5 eDrive405

「Concept X5 eDrive」のハイブリッドシステムは、プロトタイプ同様に4気筒ガソリンターボ(180kW・245hp)と駆動モーター(70kW・95hp)によって構成されています。二次電池はリチウムイオンバッテリーを使用、満充電状態からはEV走行でおよそ30kmの航続距離を持ち、またEVモードでの最高速は120km/hに達するといいます。

BMW Concept X5 eDrive408

バッテリーは床下に収められ、X5が持つユーティリティは損なわないというのもアピールポイント。リヤシートは4:2:4分割可倒式で、様々なアレンジで活用できるということです。 

欧州モードでの複合燃費性能は3.8L/100km(約26.3km/L)、二酸化炭素排出量は90g/km以下と発表されています。それでいて、全開加速では0-100km/hを7秒以下で駆け抜けるという俊足SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)となっています。

BMW Concept X5 eDrive404 

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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