スバル・レヴォーグついに市販型発表! 1.6と2.0の違いはどこ?

本日4月15日、ついに市販型が正式発表されたスバル レヴォーグ(発売は6月20日)。東京モーターショーのワールドプレミアから、オートサロンでのカスタマイズ仕様の出展、各ディーラーでの展示と、すでに実車を目にしている人も多いと思います。

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今年の1月4日からは、先行予約も開始され、予約台数はすでに5000台を超えているそうです。

レヴォーグのモデルラインナップは1.6L 水平対向4気筒 DOHC 直噴ターボを搭載する1.6GT系と2.0GT系の2本立てとなります。

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この2タイプのエンジンに、ベースグレードと上級グレードのSが設定されます。1.6Lモデルに関しては、さらにボトムグレードとしてEyeSight(Ver.3)が装備されないベーシックな仕様も用意されています。

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1.6Lと2.0Lとの違いは、エンジンの排気量やスペックだけではありません。まず、燃料の種類は1.6Lモデルはレギュラーガソリン、2.0Lモデルがハイオクガソリン仕様となっています。

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どちらもターボを装備していますが、1.6L用には専用の小排気量ターボチャージャーを新開発。ハウジング形状やインペラ・ホイールの形状を最適化することで、低速域のレスポンス性能確保と、全域での優れた出力特性を生みだしているそうです。

メカニズム面ではAWDシステムも異なります。1.6LモデルではアクティブトルクスプリットAWDを採用。前60:後40のトルク配分を基本に、加速、登坂、旋回などの走行状態に合わせてリアルタイムにトルク配分をコントロールします。

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2.0LモデルにはVTD-AWDシステムを採用。センターデフにより、トルクを前45:後55に不等配分。後輪へのトルク配分を増やすことによって回頭性を高め、フロントタイヤの駆動力方向の負担を減らすことで、横方向のグリップを増やすことで回頭性を高めています。また、走行状況に合わせてトルク配分を連続可変制御することにより、直進時の安定性も向上します。

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またトランスミッションも、1.6L,2.0L共に、リニアトロニックCVTを採用していますが、2.0Lモデルには、スポーツリニアトロニックと呼ばれる大容量タイプのCVTを搭載。40.8kgf・mの高トルクに対応しているだけでなく、SIドライブのS#モード時には1.6Lモデルの6速に対し、2.0Lモデルでは8速のマニュアルモードとなります。

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ほかにも、1.6Lモデルには、低燃費に貢献するアイドリングストップ機能を採用しています。

グレード構成から、1.6Lも2.0Lもほぼ同様の装備となるレヴォーグ。エンジンの違いは、ハイパフォーマンスで、走りを優先する2.0L、経済性重視のベストバランスな仕様の1.6Lと、わかりやすい展開となっています。メカニズム面もそれぞれに最適化されている仕様となっています。

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自動車税も同額の1.6Lと2.0L。先行予約では1.6Lの人気が高いようですが、走りに期待するユーザーも納得の2.0Lモデルにも注目しておきたいですね。

モデル:伊東 玲奈

(井元 貴幸)