ホンダが展開する「インターナビ」は、防災関連など驚くほど多様なサービスを提供しています。「安全」も大きなテーマで、「インターナビ」装着車から収集した急ブレーキ多発地点データ、交通事故情報と地域住民などから投稿される危険スポット情報を地図上に掲載した「SAFETY MAP」を昨年3月末から一般公開しています。
具体的には、垣根や植え込みなどで視界が悪い交差点で、木を切るなどしたところ、急ブレーキを掛けるクルマが減ったという事例もあるようで、クルマやバイクだけでなく、自転車や歩行者の立場からも危険エリアを確認して共有することもできます。
この「SAFETY MAP」が「第5回 国際自動車通信技術展」に合わせて開催される「ATTTアワード」で最優秀賞を受賞しました。
「ATTTアワード」は、モバイル、IT、モビリティの融合による技術革新によって開発された商品、サービス、ソリューションなどの7つのテーマで部門を設けて表彰されるもの。
審査では、「自社ビジネスのためでなく、ユーザーに目を向けて情報を広く一般に公開していること」と「ナビメーカーを含めた他社が今まで行ってなかった新しい取り組みであること」が高く評価されています。
「SAFETY MAP」は2013年3月に埼玉県の情報を公開して以来、同年9月からは公開範囲を全国に拡大し、全国から多くのアクセスと投稿を集めています。
さらに、2014 年3月末までに9府県の警察本部から交通事故情報のデータ提供を受け、より豊富な情報が「SAFETY MAP」に反映される予定。
現在反映されている地域はホームページからもチェックできます。
■SAFETY MAP
http://www.honda.co.jp/safetymap/
(塚田勝弘)