新型アウディTTに注目が集まるジュネーブモーターショーのアウディブースでは、420psの2.0L TFSIを搭載した「アウディTTクワトロスポーツコンセプト」もお披露目されました。
その名のとおり、「クワトロ=4WD」を採用したアウディらしいスポーツモデルで、2.0Lながらターボ過給により420ps/6700rpmを誇ります。2011年の「ル・マンR18」からノウハウを受け継いだもので、1344kgの軽量ボディを活かして0-100km/h加速はわずか約3.7秒で到達。
組み合わされるトランスミッションはデュアルクラッチのSトロニック、TTよりもスポーティな味付けのサスペンションで、前後重量配分は「46:54」を実現しています。
ボディはMQBにより剛性を確保しながら、アルミニウムなどの採用で軽量化を達成。
外観もTTよりもダイナミックで目を引きます。中でもリヤエンドにはCFRP製のディフューザーとデュアルマフラー、リヤスポイラーを採用するなど、アウディTTのスポーツモデルにふさわしい印象的な後ろ姿を演出しています。
赤いスターターボタンやスポーティなステアリングが目を引くインテリアでは、アームレストとスピーカーが省かれ、ストライプとクロノ4点式シートベルトを装備。荷室にはヘルメットが置けるスペースを確保しています。
(塚田勝弘)