スイスで開催中のジュネーブモーターショー14 プレビューイベント「VWグループ・ナイト」でアウディが3代目となる新型「TT」をワールドプレミアしました。
初代モデルは1998年に登場。バウハウス的なデザインで大きな話題に。エクステリアデザインはドイツ系アメリカ人によるものでした。
8年後となる2006年登場した2代目TTは初代の丸みを帯びたふくよかなフォルムをやや引き締め、フロントマスクも初代のファニーな表情から一転、精悍なイメージとなって登場。
そして今回の3代目TTは2代目の雰囲気を色濃く残しながらも、「シングルフレーム」のグリルに6角形のアイコンを取り入れた近年のアウディシリーズの様式を採用。
今年1月のデトロイトモーターショー14に出展された「オールロード シューティングブレーク」のフロントマスクが反映されています。
インテリアでは「バーチャルコクピット」と称する新開発のデジタルディスプレイが採用されており、インパネクラスター内に12.3インチのTFTモニターを設定。
エアコン吹き出し口の丸型べゼル内はジェットエンジンのタービンブレード風のデザインに。べゼル中央にはエアコンの設定温度や吹き出しモードなどを表示。
NAVI画面はドライバー正面のメータークラスター内に収められており、メーター類の画面をNAVI画面に切り替えることで表示される方式に。
直噴2.0L直4ターボの「TFSI」エンジンを搭載、最高出力230ps、最大トルク37.7kgm/1600-4300rpmを発生。
FFモデルの6MT仕様は0-100km/h加速6.0秒、4駆のクワトロモデルは6速Sトロニック仕様で0-100km/h加速5.3秒の実力。共に最高速は250km/h(リミッター作動)となっています。
さらに上級モデルのTTSに搭載される2.0 TFSIエンジンは310psの最高出力と38.7kgmの最大トルクを発揮。0-100km/hを4.7秒で加速。
日本への導入時期は未発表ながら、2代目が2006年に発売されていることから早ければ年内、遅くとも来春までには400万円台前半~の価格で発売されると予測。
初代のデザイン思想を継承しつつ2代目から正常進化を遂げた新型アウディTTの日本発売が待たれます。
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