ホンダの高級ブランド、アキュラ「TLXプロトタイプ」を世界初公開

2014年1月13日に開幕した、2014年北米国際自動車ショーにおいて、ホンダの高級ブランドであるAcura(アキュラ)は、新型モデル「TLXプロトタイプ」をワールドプレミアしています。

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事前に発表があったように、この「 TLX」プロトタイプは、現行モデルである「TL」と「TSX」の後継となるミドルサイズのラグジュアリーセダンです。

アキュラのアイコンといえる『ジュエルアイ(Jewel EyeTM)』LEDヘッドライトを採用したエクステリアはスポーティに仕上がっています。

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エンジンは、新たに開発された2.4リッター直噴DOHC i-VTEC直列4気筒と、3.5リッター直噴SOHC i-VTEC V型6気筒の搭載がアナウンスされています。そして、2.4リッターエンジンには新開発トルクコンバーター付き8速DCTが、3.5リッターエンジンには9速オートマチックトランスミッションを組み合わせることも発表されました。

FFモデルにおいては、アキュラのフラッグシップである「RLX」に搭載される四輪操舵技術『プレシジョン・オール・ホイール・ステア』を採用。さらに、3.5リッターモデルには従来より25%軽量化した新世代の四輪駆動力自在制御システム『SH-AWD』を設定するということです。

安全運転支援システムとしては、低速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)やレーンキープアシストシステム(LKAS)などを備えます。

この 新型TLXはアメリカ・オハイオ州で生産し、2014年半ばに米国での発売を予定しています。8速DCT、9速ATの日本導入への期待も含めて、注目の一台といえそうです。

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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