全国軽自動車協会連合会より、2013年を通じての乗用軽自動車のセールスランキングが発表されています。軽自動車全体としては前年比106.7%の2,112,991台を販売、乗用軽自動車は前年比108.5%となる1,690,171台と拡大する軽自動車マーケット。そのトップに立ったのは、ホンダN-BOXとなりました。
●2013年 軽四輪車通称名販売ランキング
1位 ホンダ N-BOX 234,994台
2位 ダイハツ ムーヴ 205,333台
3位 スズキ ワゴンR 186,090台
4位 ダイハツ ミラ 157,276台
5位 ダイハツ タント 144,629台
6位 スズキ アルト 111,361台
7位 ホンダ N-ONE 107,583台
8位 スズキ スペーシア 107,193台
9位 日産 デイズ 78,855台
10位 日産 モコ 55,037台
メーカーシェアとしてはダイハツがトップなのは2012年と変わりませんが、2012年の車種別トップがダイハツ・ミラでしたから、軽自動車マーケットは、大きく様変わりしているといえそうです。
なお、2012年の販売ランキング・トップ5は以下のようになっていました。
● 2012年 軽四輪車通称名販売ランキング
1位 ダイハツ ミラ 218,295台
2位 ホンダ N-BOX 211,156台
3位 スズキ ワゴンR 195,701台
4位 ダイハツ タント 170,609台
5位 ダイハツ ムーヴ 146,016台
台数も含めて見比べると、トレンドの変化が感じられます。前年5位からのムーヴの躍進には衝突被害軽減ブレーキをはじめとするプリクラッシュセーフティシステムをライバルに先んじて搭載したこともプラスに働いていると見られます。また、スポーツ性ではなく余裕を求めるターボエンジン搭載グレードの増加など軽自動車市場におけるニーズも多様化しているようです。
■関連記事
ダイハツ・ミラが2012年の軽四販売ナンバーワンに輝く
https://clicccar.com/2013/01/13/209459/
軽自動車ブランド別販売、2013年はダイハツが7年連続のトップに
https://clicccar.com/2014/01/10/242290/
軽自動車にとって消費増税は逆に追い風に?
https://clicccar.com/2014/01/13/242391/
(山本晋也)