12月の夕方は交通事故が多い意外な理由とは?

季節や月、時間帯によって交通事故数の違いってあるものなのでしょうか? 実は発生件数、負傷者数、死者数ともに最も増えるのが12月という警察庁の統計があります。

まず考えられるのは、会社や学校などの社会活動は季節にかかわらず変わっていませんから、日没が早くなって暗くなることで事故が増えるのではないか、ということ。

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11月でも十分に暗いじゃないか、という指摘もありそうですが、じつは11月よりも10月の方が12月のつぎに多く、日没が早くなるだけでは説明がつきません。

あとは、12月になると道路が混むと思いませんか? 「師走」というくらいですから普段クルマにあまり乗らない人も含めてみなさん忙しく、いつもよりも交通量が増えることも考えられます。

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時間帯はダントツで18時台が多く、会社や学校からの帰宅、近所への買い物などでクルマやオートバイ、自転車や歩行者が格段に増えることに加えて、夕方になると朝よりもドライバーの視力が下がり視野も狭まり、注意力も散漫になる夕暮れ時が要注意。

夜でも明るい都市部などでは、ライトを点灯していない、あるいは点けていないことを認識さえしていないドライバーがいます。早めの点灯はもちろん、そうしたクセがある方はオートライトがもし付いてればオートにしておく手もありそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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