電気自動車で先行する日産と三菱自が軽自動車ベースのEVを共同開発

ルノー・日産アライアンスと三菱自動車は2013年11月5日に、商品・技術・生産能力を3社で共用する新たなプロジェクトを共同で検討することに合意したことを発表しました。すでに国内では軽自動車を開発する合弁企業を起こしている日産と三菱自動車の戦略的協力関係ですが、それがルノー・日産アライアンスにまで拡大するということです。

今回の合意において注目されるのは、日産デイズ、三菱eKシリーズを開発した合弁企業NMKVにより、軽自動車のプラットフォームを利用したグローバルコンパクトカーを開発するという一文です。また、このグローバルコンパクトには、日産、三菱ともに注力している電気自動車バージョンも用意するといいます。

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日産と三菱の電気自動車、すなわち「リーフ」と「MiEV」シリーズは、現時点ではバッテリーや駆動方式など共通点の少ないメカニズムといえますが、 この共同開発により部品の共用化が進み、また開発コスト削減につながれば、より手頃な価格帯のコンパクトな電気自動車が期待できそうです。

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そのほか、ルノーと三菱自動車は、ルノーの車両をベースにした三菱ブランドの新型セダン2車種の発売を検討しているということです。セダン第1弾は、北米マーケットのDセグメントとして投入を予定するもので、生産は韓国、釜山のルノー・サムスン工場と発表されています。第2弾については、グローバル市場向けのCセグメントモデルとアナウンスされていますが、生産工場などは協議中ということです。

 (山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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