郊外の住宅地では、平日の日中には買い物や子供の送り迎えなど、主婦の方にとっても、クルマは生活必需品であるといったケースも多いようですが、人気のLクラスミニバンなどでは、休日のお出かけには重宝されるものの、ちょっとした買い物などではボディの大きさや燃費が気になる部分。
奥さん用にセカンドカーの購入を検討したり、休日はレンタカーと割り切って、普段使いにはコンパクトカーを購入しようと、考えるかたもいらっしゃるようです。
そこで、今回は普段奥さんが使うのにおススメなコンパクトカーをご紹介します。
◆第5位 ホンダ フィット
コンパクトカーの真打ちとして、ついにデビューした新型フィット。ハイブリッド仕様はアクアを超えるJC08モード36.4km/Lを実現しています。フィットの魅力はその豊富なラインナップ。標準的な1.3L、1.5Lモデルのほか、走りのRSや、ハイブリッドモデルまでラインナップされています。
また、アクアを超える全11色のボディカラーや低速域衝突軽減ブレーキ、サイドカーテンエアバッグなどをセットにした安心パッケージが多くのグレードにオプション設定されているのも魅力です。やはりイチオシはハイブリッド。12月発売開始が待ち遠しい1台です。
車両本体価格:126万5000円~(ハイブリッドは163万5000円~)
◆第4位 日産 ノート
100万円台のコンパクトカーながら、上質なイメージのノート。1.2Lという小排気量でも、直噴ミラーサイクル+スーパーチャージャーを備えるDIG-Sエンジン搭載車なら低燃費で高出力を実現しています。低回転域からトルクフルな走りを可能とするノートなら、坂道の多い郊外の住宅地で威力を発揮します。
日産自慢のアラウンドビューモニター装着車の設定もあるので、駐車の苦手な奥さんにもおススメの1台といえます。高級感漂う最上級モデルのメダリストから、スポーティ―なアクシスやライダーもラインナップされているので、清楚なイメージの方からアクティブなイメージの方まで幅広くおススメできる1台です。
車両本体価格:124万9500円~
◆第3位 フォルクスワーゲン UP!
フォルクスワーゲンUP!は、輸入車独特のオシャレなイメージが奥さんに是非乗って欲しいと感じる1台。フォルクスワーゲンらしいボディ剛性の高さと、安全性が最大の魅力といえます。CMでもお馴染みのシティエマージェンシーブレーキやESPを標準装備としながら150万円を切る価格であることもおススメの理由です。ただし、セミATのASGは一般的なAT車と比べると、ギクシャクした走りになりやすいため、運転には慣れが必要です。この辺りは是非一度試乗をしてみることをおすすめします。それでも国産車にはないセンスの良いインテリアなどは女性も納得の1台といえるでしょう。
車両本体価格:149万円~
◆第2位 スズキ スプラッシュ
ヨーロッパ生まれのスズキのコンパクトカーがスプラッシュ。ハンガリーで生産され日本に輸入されているちょっと変わったクルマです。スプラッシュの魅力はなんといってもその安全性の高さ。全席ヘッドレスト、3点式シートベルトはもちろん、運転席助手席エアバッグ、カーテンシールドエアバッグ、サイドエアバッグと6つのエアバッグを標準装備。さらに横滑り防止装置ESPも標準装備となっています。
スプラッシュはモノグレード展開で、価格は128万7300円(税込)と、ヨーロッパの輸入車として考えると破格といえます。大切な奥さんに安全性の高いスプラッシュは是非乗って欲しい1台です。
車両本体価格:128万7300円
◆第1位 マツダ デミオ
国産コンパクトカーのなかでもガソリンエンジンで25.0km/Lを実現しているデミオ。13-SKYACTIVには14.0という高圧縮エンジンSKYACTIV-G1.3を搭載し、アイドリングストップ機構のi-stopの採用などで高出力と低燃費を実現しています。デミオの魅力は低燃費だけではなく、豊富な収納スペースと、洗練された走行性能にあります。特に女性の意見を取り入れて設置されたセンターコンソールトレイは、ハンドバッグを置くことのできるスペースとして重宝されています。
またエンジンとCVTを協調制御する、駆動力制御方式を採用しているほか、ブレーキのセッティングにもこだわり、統一感のあるドライビングフィールを実現しています。奥さんのハンドバッグを助手席で抱えておく必要もなく、運転が苦手な人でも滑らかなドライビングが可能なマツダ デミオはご主人もおススメしたくなる1台といえそうです。
車両本体価格:114万9000円~(13-SKYACTIVは135万円)
(井元 貴幸)