千葉県が政府の補助制度「次世代自動車充電インフラ整備促進事業」を受けて、「次世代自動車充電インフラ整備ビジョン」 を策定しました。
同ビジョンは、政府が2013年3月に充電インフラの補助制度を開始したことに伴い策定されたもので、このビジョンに基づいて充電インフラを設置する場合、最大で設備購入費及び設置工事費の2/3の補助を受けることが可能となります。
「トヨタ、ホンダ、日産、三菱自が充電インフラ整備で協力する訳とは?」でもお伝えしたとおり、自動車大手4社が経産省による補助金(1005億円)を活用してEVやPHV用充電器設置拡大に向けてようやく動き出すことになりましたが、千葉県でも首都圏から流入する次世代自動車向けに充電設備設置に向けて動き出したという訳です。
補助の対象となる事業は以下の4種類。
同ビジョンによる千葉県内市町村の充電器設置箇所数は急速充電器、普通充電器併せて589箇所を目標としており、市町村ごとに最低1箇所に急速充電器を設置するように定めています。
また、EV・PHV利用者が電欠の不安感を抱くことなく安心して運転出来るよう、30km毎に1箇所充電器が設置されていることが望ましいとしています。
ちなみに現在千葉県内にある一般利用が可能な急速充電器は35箇所に留まっており、神奈川県の145箇所や東京都の106箇所(2013年4月時点)に比べて少ない状況。
同県では観光・商業関連事業者等へ本事業の周知を図ることで充電器設置を働きかけて行くようです。
<設置を想定する施設>
・県庁、市役所、町村役場等公共施設
・道の駅
・遊園地、公園等観光施設
・大型ショッピングセンター、カー用品店等商業施設
・ホテル、旅館等宿泊施設 など
■千葉県 次世代自動車充電インフラ整備ビジョン
http://www.pref.chiba.lg.jp/sanshin/ev-infura/chibakenvision.html
■次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/hojo/hosei_index.html
■CHAdeMO協議会
http://www.chademo.com/wp/japan/
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