トヨタがパワステECU不具合でヴィッツ・ラクティスなど13万台をリコール !

トヨタ自動車が「Vitz」、「ラクティス」、OEM車「トレジア」計3車種のリコールを国土交通省に届出ました。 

これは先日お伝えしたクラウン、レクサスISの「プリクラッシュセーフティシステム」の不具合に続いて、今回も「ECU」が原因で発生したもの。 トヨタ Vitz

電動式パワーステアリングECU内のコイル線の湿度管理や端子間の距離が不適切なため、結露水が付着してショートすることにより、ECUが異常を検出、操舵力アシスト機能が停止してハンドル操作が重くなる恐れが有るというもの。

 Vitz リコール情報

市場からの不具合情報件数は209件に達しているものの、今のところ不具合による事故発生は無い模様。 リコール対象車は12型式 3車種 計130,044台で、全車ECU交換(1~2時間)で対応するようです。 

   Vitz     2010年11月24日~2012年8月 3日 75,885台
  ラクティス   2010年10月  8日~2012年8月 3日 47,463台
   トレジア   2010年11月12日~2012年8月 2日  6,696台

 今回の不具合原因はECUのプログラムでは無く、本体の設置状態や気密性、内部レイアウトに起因する不具合のようで、端子部が季節柄、湿度上昇することで結露によるアタックを受けて回路がショートしたものと思われます。 

トヨタ Vitz

ステアリングアシストが切れると操舵が一気に重くなる為、女性ユーザーが多いと思われる車種だけに安全上からも早めに販売展店へ修理に持ち込むのが賢明そうです。 

■国土交通省 Vitz、ラクティス リコール情報
    http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001362.html

 (Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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