三菱「新型ミラージュ まとめ」タイからマジメになって帰って来ました!

三菱ミラージュといえば、その昔、直4 DOHC 1.6Lエンジンにインタークーラーターボを装着したCYBORGや、MIVEC エンジンを搭載してモータースポーツで活躍したRSなど、やんちゃなイメージの強いクルマでしたが、12年ぶりに復活したミラージュは、タイ生産のマジメなコンパクトカーとなって帰って来ました。

 

6代目となる新型ミラージュは、「低燃費」「低価格」「コンパクト」のキャッチフレーズで、直3 DOHC 1.0L MIVECエンジンに新開発のINVECS-Ⅲ CVTを組み合わせ、ハイブリッド車を除くガソリンエンジン登録車トップの低燃費を実現しています。

最高出力は69ps(51kW)/6000rpm、最大トルクは8.8kg-m(86N・m)/5000rpmとなっており、とりわけパワフルな印象ではありませんが、軽量ボディのおかげで非力な印象もありません。

ミラージュの低燃費にも貢献しているのが、その軽量なボディ。各部の設計を見直すことで、車両重量を870キロに抑えています。さらに、オートストップ&ゴーと呼ばれるアイドリングストップ機能や、空気抵抗を低減する形状のエクステリア等、徹底した低燃費化が図られています。

価格は99万8000円(消費税込)からという驚きの低価格を実現し、ライバルを圧倒しています。

インテリアはシンプルな印象で、価格を考えると相応の内装と言えます。

久々に復活したミラージュは、往年のやんちゃなイメージは無く、キャッチフレーズ通りのマジメなクルマと言えます。

8月末に販売を開始したミラージュは1ヶ月で10,603台を受注。好調である受注の内訳は、最上級グレードのGが55%、中間グレードのMが44%、ベーシックなEが1%となっており、人気のボディカラーはクールシルバーメタリックで26%、次いで ホワイトパール、ブラックマイカと続きます。

クルマとしての欠点は少ないものの、3代目や4代目ミラージュを良く知る筆者は、ラインナップにホットモデルの追加を望みたいところ。ベーシックなEグレードをベースに、タイ仕様に設定されているMTモデルの組み合わせも、楽しそうだと思いませんか?

(井元 貴幸)

■新型ミラージュが目指す「リッター27.2km」を実現させる10のキーワードとは?
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■新型ミラージュが搭載する副変速機付CVTってなに?
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■三菱が新型ミラージュ発表。クラストップのリッター27.2キロ達成車は118.8万円から。
https://clicccar.com/2012/08/01/184736

■唐沢寿明&本仮屋ユイカが新型ミラージュのCMキャラとしてナマ登場!【三菱ミラージュ】
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■新型ミラージュのアイドリングストップ車が17%も燃費向上したワケはアイドル回転数と空力にあり!
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■【動画】新型ミラージュ、アイドリングストップとの相性はグッド
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■新型ミラージュ、タイヤもタイで作られています
https://clicccar.com/2012/08/27/193772

■【動画】「乗ってミラージュ」じゃない!新型ミラージュのタイでのテレビCM
https://clicccar.com/2012/08/04/186115

■新型ミラージュ、発売一ヶ月で1万台を売る。シルバーの最上級グレードが人気
https://clicccar.com/2012/10/02/200327

■「低燃費・低価格・コンパクト、乗ってミラージュ!」は多彩なボディカラーも魅力です!
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