新型ミラージュ、発売一ヶ月で1万台を売る。シルバーの最上級グレードが人気

三菱自動車は、ガソリンエンジン登録車トップとなる27.2km/LのJC08モード燃費を達成した新型『ミラージュ』の受注台数が、8月31日(金)の発売開始から10月1日までの約1ヶ月で10,603台に達したことを発表しました。

タイで生産されるグローバルカーを輸入しているミラージュ。そのグレード構成は、快適装備の「G」(128.8万円)、実用装備の「M」(118.8万円)、基本装備の「E」(99.8万円)という3つからなっていますが、受注構成比は、上級グレードのGが55%でトップ、つづいてMが44%、アフォーダブルな価格のEは1%に留まっています。
その理由について、三菱自動車は、アイドリングストップ機能「オートストップ&ゴー(AS&G)」などの省燃費技術を搭載することで、27.2km/Lという燃費性能を実現した「G」と「M」が支持されている、と分析しているようです。

なお8色とカラフルなボディ色をラインナップしているのも、ミラージュの特徴ですが、人気カラーランキングは以下の通り。堅実にシルバーが一番人気となっています。

クールシルバーメタリック 26%

ホワイトパール 16%

ブラックマイカ 15%

セルリアンブルーマイカ 14%

レッドメタリック 9%

カシスパープルメタリック 9%

レモネードイエローメタリック 7%

ポップグリーンメタリック 4%

ミラージュから用意された3つの新色(カシスパープルメタリック/レモネードイエローメタリック/ポップグリーンメタリック)は、イメージカラーでありつつ、メインといえるほどのボリュームはありませんが、31500円高となる有料色でもホワイトパールの人気は高く、低価格コンパクトカーでもボディ色にこだわるユーザーは少なくないということ。今後は、よりヴィヴィッドなミラージュのイメージカラーに人気が集まる傾向が見て取れるといえそうです。

 (山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる