マツダ・キャロルに30.2km/Lの燃費グレードが登場

スズキ・アルトのOEMモデル、マツダ・キャロルにガソリンエンジン車としてトップとなる燃費性能30.2km/Lを達成した新グレード「キャロルエコ」が追加されました。

 

 

すでにスズキ・アルトエコというモデルにおいて30.2km/Lという燃費性能を実現していますが、「キャロル エコ」は、そのマツダバージョンといえる存在。

 

アルトエコ同様に、新世代エンジンの搭載やCVTの改良、さらに9km/h以下で作動するアイドリングストップ機構を備えたことが、この燃費性能につながったとのこと。

外観では、軽量ホイールキャップや軽さと空力にこだわった専用フロントバンパー、専用色の「リーフホワイト」が識別点。リヤコンビランプやハイマウントストップランプはLEDとされるなど省電力化も考慮されています。

見えない部分でも、燃料ポンプシステムの省電力化やサスペンションパーツ、ドライブシャフトの軽量化など燃費性能ナンバーワンを目指して細部まで妥協なく煮詰められているとのこと。

 

グレードは「ECO-L」、「ECO-S」のふたつ、いずれも前輪駆動でミッションはCVTのみ。メーカー希望小売価格はECO-Lが905,500円、ECO-Sが1005,500円と、OEM元といえるアルトエコに対して10,500円高となっています。なお、エコカー減税の免税対象車になるということです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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