地図を使わず駅まで案内する「駅こっちナビ」

ナビの常識といえば、2Dでも3Dでも地図を使うことでしょう。パイオニアが「サイバーナビ」でAR(拡張現実)を使った“実写ナビ”を実用化したり、ECLIPSEも「Driview」というiPhone連携機能で実写上にアイコン表示などをしたりしていますが、まだまだ地図ナビが基本です。

 

iPhone用は170円でApp Storeからダウンロードできます。

パテントコネクションズがリリースしたiPhone用アプリの「駅こっちナビ」はなんと地図を使いません! まさに常識をくつがえすナビ・アプリです。

 

スマホの位置情報を使い、最寄りの駅を表示。行きたい駅を選ぶだけです。

どうやって近くの駅まで案内するかというと、画面上にシンプルに表示された「矢印アニメーション」の動きに従ってその方向に歩くだけ。「矢印」は直感的に目的地の駅に迎えるように、動き、形、色を設計しているとのこと。矢印以外には残りの距離が表示されるシンプルなアプリです。

 

矢印アニメーションに従ってその方向に歩くだけ。距離も表示されます。

矢印だけでは本当に目的地に近づいているのか心配になりそうですが、「地図ボタン」を押せば現在地を把握できます。さらに、「目安箱ボタン」からユーザーの声を送ることが可能で、アプリ開発に役立てるそうです。

 

地図を見るのが苦手、駅までだいたいの方向が分かればOK! というニーズに応えてくれるユニークなアプリの登場です。

 

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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