3連休の福島ロングドライブでは、高速や郊外&山坂道でのHV走行モードは充分に堪能できました。でもやっぱり日常の近場でEV走行モードを使わなければ、プリウスPHVの本来の姿を知ることができませんよね。特に、カタログ表示の「EV走行距離26.4Km」の実力も気になるところ。
そこで平日の夜は「EV外食ツアー」に繰り出すことにしました。正直、家族5人での外食の連チャンは費用的に厳しいものの、福島ドライブでガソリン代が半分浮いたのがありがたいところでした。
実際に、7/17夜は10キロ、7/19夜は14キロ、7/20夜は3キロをそれぞれ走行したところ、スマホアプリで「燃費999.9Km/L」が3回続けて表示されました。ガソリンを全く使わないEV走行だと、こういう表示になるのですね。
もしも日常、15キロ程度の距離を毎日クルマで走る生活だったら・・・。「ガソリンゼロ生活」を想像 するだけでも何だか嬉しくなってきました。ようやくプリウスPHVの真価が、わかってきたような気がした次第です。
また7/21(土)には「EV走行だけでの遠征」にトライしたいと考えました。つまりEV走行でできるだけ遠くへ行き、現地で充電してEV走行で帰ってくるプランです。それには、行き先での充電設備が必要なのですが、ちょうど自宅マンションから直線距離で16キロ離れたところに「イオンモール」があるので、「往復EV走行」を目標にイオンに行くことにしました。夏休み初日で、家族は全員予定があったため、今回はひとりでした。
出発時のEV走行可能距離は、満充電で「15キロ」と表示されていました。それでも自宅から実走で20キロも走ったのに、走行可能距離を1キロ残して到着することができました。この日は乗車がひとりで軽かったことと、夏らしくない涼しさで途中からエアコンを使わずに済んだことで、距離が伸びたのでしょう。
到着して充電場所に行くと、さすがはイオン!と思わず唸ってしまいました。 何しろ充電ブースが3機も備わっていたのです。しかも「200V用」が2機と「急速充電用」が1機ですから、インフラとして良く考えられていますよね。
またありがたいことに、料金無料!ただ200Vは、1時間で充電が切れる設定になっていました。 実は1時間では満充電には足りなかったので、一旦充電ブースを離れて一回りしてから、他に車両がいないことを確認の上、再充電させて貰いました。
帰路は、EV走行可能距離が満充電で「19キロ」と表示されました。ちなみに同じ満充電状態でも、EV走行可能距離数が「往路15キロ」と「帰路19キロ」で異なっているのが面白いですよね。直近の走行実績から割り出しているのかな?
帰路では、エアコンを切ったままEVモードで走行しました。自宅マンションに着いた時は、実走行が20キロで、EV走行可能距離の残りは5キロでしたから、カタログ値にかなり接近できた訳です。
イオンへの往復走行では、【EV走行可能距離<EV実走行】であることを実体験することができました。またエアコンや乗車人数が、EV走行距離に大きな影響を与えることを学んだ次第です。
そしてこの夜、クルマ好きの長男と一緒に回転寿司へ出かけた時に、もう一つ学びがありました。
自分:さっき充電したから、EV走行のパワーモードでフルスロットルだぜい〜!それいけー!
長男:あれ、お父さん。エンジンがかかっちゃったよ?
自分:なぬ?そんな馬鹿なことが・・・。どあ〜っ、ホントだ!やばい燃費999.9Km/Lの連続記録が終わってしまう〜。あれ〜?アクセル戻しても、エンジンが止まらない〜。
長男:ダハハハハ〜
自分:EV走行モードのままなのにおかしいゾ〜。それじゃあ、エコモードに切り替えて・・・。
長男:ダハハ〜、やっぱりエンジン止まんないよ〜。
自分:おにょれ〜、せっかくの連続記録が〜。あ〜っ、やっと信号待ちでエンジンが止まったど〜。
長男:フルスロットルは禁じ手なんだよ、きっと。
自分:ですね・・・。
という訳でプリウスPHVは、【EV走行中でもアクセルを踏み込むとエンジンがかかる!】ということも、学んだ一夜でした!
7/21は、せっかく50キロ全行程をEV走行で頑張ったのに、燃費表示が「657.9Km/L」になってしまったのは、そんな理由があったのです。
■トヨタプリウスPHV/プリウスPHVの概要
http://toyota.jp/priusphv/001_p_001/concept/concept/index.html
(拓波幸としひろ)