新型ミラージュ、タイヤもタイで作られています

新型ミラージュは、「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」コンパウンドの採用などにより抜群の燃費性能につながるブリヂストン「エコピア EP150」を標準装着タイヤに選んでいる、というニュースがありました。

そして、ブリヂストンだけでなく、住友ゴム工業も標準装着タイヤを納めていると発表。ダンロップの環境タイヤ「ENASAVE EC300」が標準装着タイヤとして選ばれたということです。

こうして日本車に日本メーカーのタイヤが選ばれるというのは自然な話にも思えますが、三菱ミラージュはタイで生産されているグローバルカーであり、れっきとした輸入車。 

そこに日本製のタイヤがついているのでしょうか?

実際に、ブリヂストン・エコピアEP150を履いている新型ミラージュの足元をクローズアップしてみると……。

タイヤには「Made in Thailand」の刻印。日本のブランドながら現地生産のタイヤが装着されています。

日本のブランドだからといって、必ずしもメイド・イン・ジャパンではないことが当たり前という時代が、自動車にもやってきたといえそうです。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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