日産セレナ・ハイブリッド登場で3列シート・ハイブリッドのフルライン完成?

2,384,550円~の8人乗りハイブリッドカー、日産セレナS-HYBRIDが登場したわけですが、これにより日本市場においてハイブリッド・ミニバン・マーケットに開いていた大きな隙間を埋めることになりました。

 

あらためてセレナ・ハイブリッド登場による3列シートのハイブリッド・ミニバンを『ミニバンのすべて』流のクラス分けで整理すると以下のようになります。

 

SSクラス
ホンダ・フリード・ハイブリッド(1.5リッター・7人乗り・2,326,500円~)
JC08モード燃費:21.6km/L
 

 

Sクラス
プリウスα  (1.8リッター・7人乗り・3,000,000円~)
JC08モード燃費:26.2km/L

 

Mクラス 
セレナ Sハイブリッド(2.0リッター・8人乗り・2,384,550円~) 
JC08モード燃費:15.2km/L

 

Lクラス
エスティマ・ハイブリッド(2.4リッター・8人乗り・3,790,000円~)
JC08モード燃費:18.0km/L
 

 

LLクラス
アルファード・ハイブリッド(2.4リッター・7人乗り・3,950,000円~)※ヴェルファイアもあり
JC08モード燃費:16.2km/L 
 

 

ということで、メーカーは混在していますが、セレナ・ハイブリッドの登場によってミニバンのすべてのクラスにおいてハイブリッドが選べるようになったというわけです。

こうして並べてみるとセレナ・ハイブリッドの価格が際立ちます。もっとも、それぞれにハイブリッドシステムの違いも大きく、燃費スペックを比較するとクラス分けと燃費性能が比例しないのも、ハイブリッド・ミニバンの興味深いところかもしれません。

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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