2リッターターボのアメ車が最高速260km/hを達成した映像

 世界的なダウンサイジング・トレンドに則ってか、アメリカの伝統的なブランドであるビュイックも大排気量マルチシリンダーエンジンから小排気量ターボへとシフトしつつあります。

たとえば欧州生まれの骨格を持つビュイック・リーガルGSはそうした一台。そのダウンサイジング・パワーユニットの実力を証明しようと昨年に引き続き、ネバダ州の公道を封鎖して行なう最高速アタック『ネバダオープンロードチャレンジ』に、ビュイックのエンジニアのドライバー&ナビコンビによってエントリーしたということです。

砂漠の中を走る一般道90マイル(約144km)を走り抜けるタイムを競うこのイベントにおいて、ストック状態の車両に最低限の安全装置(ロールバーや5点式シートベルト)を備えただけのリーガルGSが記録したタイムは約40分で、クラス2位。

平均速度は約135mph(約216km/h)、またレーダーにより測定された最高速度は162mph(約260km/h)、2リッターという排気量ながら270馬力を発するリーガルGSの実力を知らしめたというわけです。

インカー映像も公開されていますが、最高速度を記録した瞬間も非常に安定した雰囲気なのが印象的です。

(山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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