アウディらしさはコンパクトになってもアウディの中にあった【Audi Q3】

アウディQ3に乗りました。

以前、発表会のときにも、プレミアムなコンパクトであることはお伝えしました。

コンセプトとしてそれはわかりますが、なかなか乗ってみるとただのコンパクトカーじゃないか?というクルマが少なくありません。

じゃ、アウディQ3はどうなんだろう?

乗ってみるとその意味がわかりました。

コンパクトといってもとっても小さなクルマではありませんが、それでも全長4385mmと短く、全幅は1830mm、全高は1615mmです。日本においては幅が狭くはありませんが、乗ってると小さめのクルマに乗っている気がしないんです。

大きめのクルマに乗ってて、それでいて軽快感もある、絶妙なところです。

かといって、乗り心地も軽々しいものでなく、しっとりとしています。

アウディ ドライブセレクトは、あったほうがいいように感じます。こういったデバイスってなかなかその良さを感じることが少なかったり、実感できるなら極端だったりしますが、フツウの走り方では乗り心地よく、少しワインディングを飛ばすようなシーンでは安心感を増しているのを実感しました。この辺、味わっちゃうとせっかくのプレミアムを買うならぜひ選ぶべきでしょう。

気に入ったのはシートもそうです。クルマが小さくなっても乗る人間のサイズは大差ないもの。別に自分はがたいがでかいワケじゃありませんが、サイズに余裕があってシッカリしたシートは、人間が最もクルマに触れ合う部分として、かなり重要視したいものです。

と、自分でプレミアムを感じたと言っているものの、それを言葉で表現するのは非常に難しいですね。

ありきたりですが、ぜひディーラーなどで触れてみて下さい。座っただけでもニュアンスが伝わると思います。

アウディQ3>>>http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/q3/q3.html

(小林和久)

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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